【家づくりというフルマラソンを完走する PARTⅢ】 フルマラソンも30㎞地点!
フルマラソンも30㎞地点!最後の準備運動
こんにちは。いつもご覧いただきありがとうございます。住まいづくり準備運動も佳境に入り、そろそろ温まってきたのではないでしょうか?今回は、最後の項目「どのくらいの期間、住まう」についてお話ししたいと思います。
資産としての住まいを考える
「どのくらいの期間、住まう」というのは、別の言い方をすると「資産としての住まいのお考え」を明確にすることです。
住まいづくり準備運動の6点
- どの都道府県に
- どのエリアに
- どのくらいの大きさの土地に
- どのくらいの大きさの住まいに
- どのくらいの予算で
- どのくらいの期間、住まう
一生住む、基本的には住みかえる予定がないという方は、この項目はあまり深く考えなくても良いでしょう。しかし、実家に土地や家がある方、将来的に引っ越す可能性がある方は、一度ご夫婦で話し合ってみることをお勧めします。65歳あたりでお仕事を引退された際に海外や田舎暮らしを夢見ている場合も同様です。
住む期間による土地選び
何年住むか、その年数によって土地に対する見方を変えなければなりません。将来的に住み替える予定がある場合、その「住み替えの時期」にお住まいを売却、あるいは賃貸に出すことを考慮する必要があります。
少子化に伴い、住宅の購買層は減少しています。新築住宅の着工数も現状約80万戸に対し、20年後には約50万戸程度になるとの見込みです。住み替える予定がある方は「買う方が減っても選ばれる土地」を購入しなければなりません。
資産価値のある土地選び
「良い土地」というのは、ご家族にとって良い土地であることはもちろん、大勢の方から見ても良い土地である必要があります。それが資産価値につながります。10年後に住み替えるかもしれない方より、20年後、30年後に住み替える可能性がある方は、購入する土地の将来的な評価を気にする必要があります。
住む期間と家のコスト
住む期間を明確にすることは、建てる家のコストにも影響します。例えば、20年住むのであれば、20年で償却できる予算の会社を選んだほうが売却しやすくなります。ご家族でこの「住む期間」について話し合ってみてください。
結論
今回もご覧いただきありがとうございます。住まいづくりの最終準備運動、しっかりと話し合い、素晴らしい家づくりを進めてください。それではまた次回に。メリークリスマス!
伊藤 英浩