多くの住宅メーカーやネットでは出てこない家づくりの考え方や私の経験を教えます
猫と暮らすために、さいたま市内に土地から購入の計画をしていたご夫婦の話
こんにちは。今回は、私がさいたま市内で土地から購入の計画をしていたご夫婦のお話を紹介します。ご夫婦から「30坪程度の土地に2階建てで予算を抑えて計画したい」との相談を受けました。
ご夫婦の要望
ご夫婦の要望は、夫婦二人と猫ちゃんが快適に暮らせる住まいでした。庭も必要なく、車も1台置ければ良いとのことで、土地の大きさは必要ないと考えていました。また、建物の要望もLDK+寝室+仕事部屋2つと大きくない住まいを希望されていました。
多くの住宅メーカーの提案
多くの住宅メーカーは、駅から徒歩20分、日当たりが悪い北道路30坪の土地に、30坪の建物を提案していました。
私の提案
私は、ご夫婦の仕事の状況や趣味、将来のこと、家族の変化などを詳しく聞き取りました。すると、奥様は月に1日程度しか出社しないこと、ご主人も月に数回しか家以外で仕事をしないことがわかりました。さらに、本当は仕事部屋に光が当たらない場所を求めていました。
そこで私は、思い切って駅から離れたのどかな場所に日当たりが良い南道路、土地の大きさ50坪、床面積25坪の平屋を提案しました。北側に中庭を配置し、片流れの屋根に大容量の太陽光発電システムを設置し、リビングに吹き抜けを設けてキャットウォークがある住まいを提案しました。
結果
他の住宅メーカーが提案する住まいとは全く違う提案に、ご夫婦は驚かれました。1週間検討いただいた結果、私が提案した土地を見学し、大変気に入っていただけました。そして契約に至りました。
現在、ご夫婦は猫ちゃんも増え、笑顔いっぱいで近所の人と仲良くなり、野菜をもらえる素敵な生活を送っています。駅までも車で10分ほどで着き、思っていたより快適とのことです。
結論
首都圏では現在も、最寄りの駅や駅からの距離で土地の単価が決まります。しかし、働き方や将来像、夫婦のあり方などは今後も変化していきます。自分たちにとって価値ある提案を見極め、ネットでは出てこない考え方をぜひ参考にしてください。
清水 宏